医療関係者の方ですか?

はい

いいえ

ホロジックジャパン株式会社

TOP > 製品情報 > マンモグラフィ・骨密度測定 > ホロジックの3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)技術

ホロジックの3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)技術

ホロジックはトモシンセシス(3D)機能を搭載したマンモグラフィを提供しています。

3D技術によるマンモグラフィで、さらに的確に、より効率的に。

トモシンセシス(3D)とは、X線管球を移動させながらX線を照射して取得したデータを、組織の断層画像として再構築して表示します。任意の断層面を表示することができ、従来の2D画像では重なった乳腺などに埋もれて見えにくくなってしまう病変を特定しやすくなります。
この技術により、従来に比べて乳がんを見落とす可能性を下げるだけではなく、乳がんが疑われるが実際には乳がんではないケースをより正しく見極めることができ、不必要な追加の検査などを受けずに済むことにもつながります。

従来の2D画像

従来の2Dマンモグラフィ

病変のように見える

トモシンセシス(3D)画像

正常な乳腺の重なりであることがわかる

ホロジックのトモシンセシスとは

ホロジックのトモシンセシス撮影では、X線管が-7.5°から+7.5°まで15°の範囲を移動しながらX線照射をおこない15枚の画像データを収集します。収集された15枚のデータから再構成をおこない、乳房を圧迫した面に平行な1mmの連続したスライス画像が生成されます。平面であった2D画像と比較し、奥行のあるのスライス画像(3D)によって乳腺内を詳細に観察することができます。

臨床にて検討されたホロジックの3Dマンモグラフィの価値

3Dマンモグラフィのパイオニアであるホロジックの技術に関して、長年にわたり数多くの臨床論文が発表されています。
(以下はいずれも当社2D画像と3D画像による比較による)

●検出率20~65%UP! 要精検率が最大40% DOWN!

アメリカやヨーロッパの国々では検診において3 Dを用いることで従来のマンモグラフィ撮影(以下、2D)を上回る有用性が複数の大規模臨床研究で検証され、2Dに比較して3Dでは浸潤癌の検出率が約41%増加、偽陽性による要精検率が最大40%減少したと報告されています1-3

●日本女性でも要精検率が改善

2020年には職域検診を受けた日本人女性を対象とした研究でも2Dに比較して3Dでは要精検率が有意に改善されたと報告されています4

●世界で広く使用されている

ホロジックのマンモグラフィ、Seleni Dimensionsは全世界50ヶ国で導入されており、ホロジックの3Dマンモグラフィ検査(ブレストトモシンセシス)を受診した女性は4800万人以上にのぼります。(2019年現在)

参考文献

  1. Friedewald SM, Rafferty EA, Rose SL, et al. Breast cancer screening using tomosynthesis in combination with digital mammography. JAMA. 2014 Jun 25;311(24):2499-507.
  2. Rose SL, Tidwell AL, Bujnoch LJ, Kushwaha AC, Nordmann AS, Sexton R Jr. Implementation of breast tomosynthesis in a routine screening practice: an observational study. AJR Am J Roentgenology. 2013 Jun;200(6):1401-8. doi:10.2214/AJR.19672.
  3. Haas B, Kalra V, Geisel J et al. “Comparison of Tomosynthesis Plus Digital Mammography and Digital Mammography Alone for Breast Cancer Screening” Radiology. 2013 Dec;269(3):694-700. Epub 2013 Jul 30
  4. Ban, K., Tsunoda, H., Togashi, S. et al. Breast cancer screening using digital breast tomosynthesis compared to digital mammography alone for Japanese women. Breast Cancer 28, 459–464 (2021). https://doi.org/10.1007/s12282-020-01180-2

トモシンセシスの(3D)の問題点

トモシンセシス(3D)を従来の2D撮影に追加することによる不利益は、いくつか挙げられます。

  • 被ばく線量の増加
  • 撮影時間の延長
  • 枚数増加に伴う読影負担の増加

マンモグラフィ機器の撮影時間の短縮や、新たなソフトウェアの機能がこれらの項目に対して運用をサポートしています。

ホロジックのマンモグラフィシステム(トモシンセシス搭載機器)

読影をサポートする機能・ソフトウェア

ホロジックは、低線量かつ高精細画像を両立するためのイメージング・ソフトウェアや、客観的かつ再現性のある組織評価ソフトウェアを開発し、診断の効率・精度を高め、撮影者のワークフローをサポートします。

  • 合成2Dソフトウェア C-View
  • 乳腺密度自動解析 Quantra™ 2.2
  • 読影補助ソフトウェア 3DQuorum™
  • 関心領域支援検出ソフトウェア ImageChecker® CAD
  • 造影マンモグラフィ I-View™
  • マンモグラフィビューワ SecurView®

お見積もりのご相談はこちら

マンモグラフィ・関連製品に関するお問い合わせやお見積もりはこちらまでお知らせください。

  • レポートはこちら
  • ブレストヘルス動画
  • DX会員に登録済の方はこちらから
  • ThinPrep ラーニングサイト