医療関係者の方ですか?
はい
いいえ
ThinPrepイメージングシステムDuoは、コンピュータによるイメージング技術と専門技術を有する鏡検者のスキルを融合する“Dual Review(デュアルレビュー)”により、細胞診の確かな判定と鏡検効率の向上を検査室に提供します。
※ThinPrepイメージングシステムDuoは、「ThinPrepイメージングステーション」と「Review Scopeマニュアルプラス」から構成されています。
医療機器届出番号:13B1X10179001008
ThinPrepイメージングシステム DuoによるDual Reviewでは、すべてのThinPrep婦人科用プレザーブサイト液(ThinPrep婦人科用バイアル)の検体から作製されたスライドに対して2種類のレビュー、すなわちThinPrepイメージングシステム Duoによるフルレビューと、熟練した細胞検査士によるレビューを行います。あらゆる検体に対してThinPrepイメージングシステム Duoは、熟練した細胞検査士の鏡検をサポートし、精度の高い子宮頸がん検査を可能にします。
ホロジックのThinPrep婦人科用バイアルの検体から作製された標本で使用できるDual Reviewによるスクリーニングは、偽陰性率が低下することが実証されているため2、検査結果の信頼性が高まります。Dual Reviewによるスクリーニングでは、コンピュータ支援による自動化によってスライドをプレスクリーニングし、各細胞および細胞集団のDNA含量に基づいて対象となる細胞を特定します。熟練した細胞検査士が自動顕微鏡で画像化したスライドをレビューする際、鏡検に備えて特に見る必要がある領域がハイライト表示されます。そのため、検査士は、最も重要な点である病変解釈に集中することができます。
ThinPrepイメージングシステム Duoは、ThinPrep婦人科用バイアルの検体から作製されたスライドをマニュアルでレビューした場合よりも高い感度と特異度が得られることが示されています。
イメージングシステムの臨床試験結果から、ASC-US以上の検出感度に6.4%という統計学的に有意な増加[95% CI:2.6-10.0]、HSIL以上の検出の特異度に0.2%という統計学的に有意な増加[95% CI:0.06-0.4]が示されました1。一方、Millerらによる2007年の研究からは、ThinPrep婦人科細胞診のスライドをマニュアルでレビューした場合に比べて、HSIL検出率は42%、LSIL検出率は37%増加することが示されました2。
その他、偽陰性、不適正率、ASC-US率の減少も報告されています2。
ホロジックのDNA染色は、子宮頸部細胞の核染色に用いられています。異常な細胞ではDNAの量が増加し、大きく、または不定形になる傾向があります。また、異常な細胞の核は正常な細胞の核より多くの染色剤を取り込みます。つまり、形状が不規則な細胞や大型の細胞、濃く染色された細胞がある場合、その検体が異常である可能性があります。
ThinPrepイメージングシステム Duoは各標本をスキャンし、対象となる細胞を含む22の視野を特定します。その後、細胞検査士がReview Scope マニュアルプラスを用いてこの22のフィールドをレビューすることができます。細胞検査士がいずれかの視野の細胞について疑わしいと判断した場合は、スライド全体をマニュアルでレビューし、異常な細胞に印を付け、細胞診専門医がさらなるレビューを行うことができます。
1.ThinPrep Imaging System Package Insert
2.Miller, et al. Implementation of the ThinPrep Imaging System in a High Volume Metropolitan Laboratory. Diag Cytopath. 2007;35:213-7