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増加する新型コロナウイルス検査ニーズに対応し医療スタッフの負担軽減を実現する全自動遺伝子検査装置「パンサーシステム」をIMS(イムス)グループに納入
―12月28日より『株式会社アイル』にて稼働開始し年末年始の検査にも対応―

ウーマンズヘルス分野のリーディングカンパニーであるホロジック社(本社:アメリカマサチューセッツ州)の 日本法人であるホロジックジャパン株式会社(本社:東京都文京区)は、総合医療・福祉グループIMS(イムス)グループの臨床検査を担う機関である株式会社アイル(所在地:東京都板橋区)に、全自動遺伝子検査装置「パンサーシステム」を納入いたします。 株式会社アイルでは12月28日より「パンサーシステム」を稼働して、これまで手作業で行っていた新型コロナウイルス感染症検査の自動化をスタート、第3波を受けた多数の検査依頼に対する年末年始の検査体制を整えます。

株式会社アイルは、関東・北日本を中心に140以上の病院・医療施設を抱えるIMSグループの臨床検査を担う登録衛生検査所として、疾病の早期発見や予防、治療の判断のための生化学検査から、遺伝子検査まで、様々な分野の検査を行っている施設として、新型コロナウイルス検査にも対応しています。

今回導入するホロジックの「パンサーシステム」は、複数項目の検査を可能にするランダムアクセス機能と、最大で1000検体/1日の測定を実現する高い作業生産性、TMA法(PCR検査としてPCR法と同じ核酸増幅検査の一つ)の専用体外診断用医薬品による診断結果の精度の高さを特徴とする全自動の遺伝子検査システムです。「パンサーシステム」導入により株式会社アイルでの新型コロナウイルス感染症の検査は、従来の手作業から自動化されることでスタッフの作業負担と感染リスクが軽減されるとともに、意図せぬ人為的ミスを削減することで結果の信頼性を高めます。さらに検査数も1日あたり平均250件から最大1000件まで強化されることで、患者だけではなくIMSグループの介護施設入所者やスタッフへの予防的検査など医療従事者の安心安全の確保も含めて、増加が見込まれる検査ニーズに対応する体制構築に貢献いたします。

「株式会社アイル」技術管理検査次長 八重樫一生氏のコメント
新型コロナウイルス感染症の第3波をうけ、IMSグループがカバーする首都圏に展開している病院や予防関連施設からのPCR自費検査の需要が増加しています。今までPCR検査は手作業で行っており、96パネルを行うのに5時間、これを1日に2~3クール行うため、需要増加への対応には作業工程を効率化するためにも自動化は必須の状況でした。全自動で1日最大1000テストの処理能力、検体のウイルスが不活化される安全性の確保、現在の検査室の一角に設置可能なコンパクトさに魅力を感じパンサーシステムの導入を決定しました。さらにパンサーシステムは新型コロナウイルスの検査のみならず今後の感染症検査への活用が可能であり、アフターコロナを見据え長期的視点で装置稼働を維持する「臨床検査センターとしての持続性」につながる点も導入への重要なポイントになりました。

写真(左)株式会社アイル外観(中央)パンサーシステム(右)臨床検査室内観


ホロジックジャパンでは今後も「パンサーシステム」の高い拡張性を活かした臨床における核酸増幅検査の新たなソリューションを提供し、感染症分野を含む臨床検査の進歩に寄与して参ります。

 

[株式会社アイルについて]

株式会社アイルは、140の医療関連施設を抱えるIMS(イムス)グループから依頼された臨床検査の共同利用を目的とし、高精度かつ迅速な対応、そして効率性を追求した臨床検査専門の国内有数の施設です。 臨床検査全般にわたる業務のほか、ホルター心電図解析センター、睡眠時無呼吸解析センター、環境衛生事業、など多角的な事業を展開しIMSグループの総合医療の一翼を担うとともに、広く地域社会に貢献しています。

[IMS(イムス)グループについて]

IMSグループは、140の施設の運営を通し、急性期・回復期・慢性期・予防医療から施設・在宅介護までの一貫した医療・介護を提供する、総合医療・福祉グループです。職員数23,993名、総病床数は12,610床(令和2年4月現在)。板橋中央総合病院をはじめ36病院、17介護老人保健施設、7クリニック、7人間ドック施設、各種施設介護事業・在宅介護事業を有し、各施設の機能充実・専門化を進め、連携して質が高く切れ目のない地域医療を提供しています。「愛し愛される IMS」を基本理念とし、患者さまとご家族に寄り添い、安心して医療を受けていただけるよう、地域住民の皆さまとの密着した医療を心がけています。

 
[パンサーシステムについて]
~臨床における核酸増幅法の使用をより多くの施設で可能に~

「パンサーシステム」は、遺伝子検査の完全自動化を実現した、全自動の遺伝子解析装置です。 検体到着後、専用ラックに検体をセットし装置に投入するだけで、核酸の抽出・増幅・検出・結果報告までの一連の工程、および核酸増幅反応によって得られた核酸増幅産物の不活性化処理までを全自動で行います。最初の測定結果はHIV-1, HBV, HCVで2時間40分、他の項目では3.5時間で得られるほか、最大275検体を8時間、500検体を12時間で測定することが可能であり、オペレーターの作業時間を大幅に削減します。 またランダムアクセス機能により、単一のラック内であっても複数の検査項目を測定できるとともに、随時、検体を投入することができるため、それぞれの種類の検体を溜めて待機するなどの手間を省き、最適なワークフローを実現します。必要な機器類をコンパクトに集約した一体型デザインによりラボにおける設置スペースを有効に活用することが可能です。

販売名: パンサーシステム
医療機器届出番号:13BX10179002001

ホロジック社(Hologic, Inc.)について]

世界的な医療、診断分野のリーディングカンパニーとして最先端技術をお客様に提供することで全ての人と医療の現場に「より確かな安心」をお届けできるよう日々技術革新に取り組んでおります。ホロジック社(本社:アメリカマサチューセッツ州)は1986年に創立し、現在、約6,400人以上の従業員を抱える年間売上高3,400億円のグローバルヘルスケアカンパニーに成長しました。診断・遺伝子検査(Diagnostics Solutions)、マンモグラフィ・骨密度測定(Breast & Skeletal Health Solutions)、婦人科用外科手術(Gynecological Surgical Solutions)、の3つの分野を主要領域とし、“The Science of Sure”を企業理念とし、臨床的成果を向上し、より革新的な製品開発を実現するために、継続的な成長を目指して取り組みます。 

 

[ホロジックジャパン株式会社について]

2002年にアメリカの体外診断薬・機器企業Third Wave Technologies社の日本支社として設立2004年株式会社サードウェイブジャパンへ改組、2012年10月にホロジックジャパン株式会社に社名変更し、体外診断用医薬品・医療機器、マンモグラフィシステム、乳房生検装置などを主力事業として活動しています。 

 


 お問い合せ先 

ホロジックジャパン株式会社 
コーポレートコミュニケーションズ

お問い合せフォーム

 

 

 

 


    

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